競艇は6艇だから簡単、インコースが有利だから当てやすい、という話を聞いて競艇に興味を持ちはじめた人も少なくないかもしれません。
しかし、やってみると意外と難しかったり、分かりにくいルールがあったりと、苦戦する人も多いのではないでしょうか?
競艇では予想をする際に知っておかなければならないルールやコツが存在します。
ルールやコツを抑えることで、競艇初心者であっても比較的簡単に回収率を上げることができます。
そもそも、競艇は6艇で行われる競技、確率で考えれば競馬や競輪など他の公営競技よりも圧倒的に的中しやすい競技です。
そこで今回は、競艇の初心者がまず最初に必ずおくべきルールとコツを紹介していきます。
競艇を始めてみたけどなかなか勝てない人、舟券を買う際に意識すべきことが分からない人などはぜひ参考にしてみてください。
競艇初心者がおくべき3つの競艇のルールとは
競艇初心者が競艇をはじめようとした際に、最初にあたる壁といえば「ルールがよくわからない」という壁でしょう。
たしかに競艇は、他の公営競技と比べてみても珍しいルールが多い競技です。
そこでまずは、競艇で抑えておくべき競艇の特殊なルールから解説していきます。
一つ目の特殊なルールは、 「フライングスタート方式」です。
競艇は競馬や競輪のように一列に並んでスタートするのではなく、各艇が大時計という目印を頼りに、スタートラインの後方から助走を付けて、大時計の針が0秒から1秒を指す間にスタートラインを通過するというスタート方式を採用しています。
初めて見たときは何を頼りにスタートしているか困惑するかと思いますが、何レースか見ていればなんとなくスタートの流れが分かってくるかと思います。
大時計の0秒よりも早くスタートしてしまえばフライング、1秒を超えてスタートしてしまえば出遅れとなり、その選手はそのレースでは失格となってしまいます。
失格となった選手の舟券を購入している場合は、その分の金額が返金されるためその点は安心です。
二つ目の特殊なルールは、「選手が使用するモーターとボートは抽選で決まる」というルールです。
競艇のモーターとボートは選手が管理している物ではなく、各競艇場が管理しています。
大会が始まる前日に抽選を行い、各選手がその大会で使用するモーターとボートを決定します。
競艇では同じメーカーの同じモーターが使用されますが、実は最初から一つ一つに性能の差があります。
いくら強い選手でも、性能の低いモーターを引いてしまうと勝てないことがあり、反対に、実力はそこまでの選手でも、強いモーターを引くと活躍できることがあります。
モーターの強さは予想にも大きく関わってきますが、出走表のモーターの2連対率を見ることで、競艇初心者であってもある程度の性能を把握することが可能です。
2連対率が40%を超えるモーターは良いモーターだと判断することができ、また、50%を超えているモーターがあればかなりの確率で舟券に絡んでくるでしょう。
三つ目のルールは、「6つの決まり手で構成されている」というルールです。
決まり手とは1着の艇がどのような作戦で勝利したかを指します。
6つの決まり手は以下の通りです。
- 逃げ
- 差し
- まくり
- まくり差し
- 抜き
- 恵まれ
基本的に競艇は第1ターンマークで先頭にいる艇が勝利します。
展開予想をする際は、第1ターンマークでどの艇がどんな作戦を取るかを考えることが大切です。
モーターの性能や各選手の技術を考えて、逃げるのか、まくられるのか、差されるかなど、さまざまな展開を考える必要があります。
また、選手ごとに得意な決まり手も存在するため、予想に慣れてきたらそのような要素も考える必要があります。